美しい日本の言葉を鑑賞します 百人一首の世界

今に残る日本の美しい言葉を百人一首の詩から鑑賞しましょう。

小倉百人一首 歌四十番 ”忍ぶれど色に出でにけりわが恋は”

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 読みは

しのぶれど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで

と読みます。

 

歌の意は

私の恋心は、人に知られまいと耐え忍んできたが、こらえきれず顔に出てしまったのか。

何か物思いがあるのかと人が尋ねてくるほどに。

言葉の意は

色に出にけり :表情にでてしまったの意味

作者は
平兼盛 (たいらのかねもり) 

?~990 平安中期の歌人

三十六歌仙の一人。

光孝天皇の玄孫。

出典

拾遺集

小倉百人一首 歌四十番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十九番 ”浅茅生の小野の篠原忍ぶれど”

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 読みは

あさぢうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき

と読みます。

 

 

歌の意は

浅茅が生えている小野の篠原のように、この心を忍んでも耐えきれぬほどに、あなたのことが恋しくてたまらない。

言葉の意は

浅茅生の :背の低い茅がまばらに生えているところ
小野の篠原 :篠原は細い竹が生えている野原のこと、小野は野原
あまりてなどか:~でたまらないの意

作者は
参議等 (さんぎひとし) 

源等 (みなもとのひとし) 880~951 

平安中期の歌人

嵯峨天皇の曾孫。

中納言源希の子。

出典

後撰集

小倉百人一首 歌三十九番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十八番 ”忘らるる身をば想はず誓ひてし”

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 読みは

わすらるる みをばおもわず ちかいてし ひとのいのちの おしくもあるかな

と読みます。

 

 

歌の意は

あなたに忘れられる私の身がどうなろうともかまわないが、神に誓った愛を破ったことで神罰が下り、あなたの命が失われることが悔しいのです。

言葉の意は

忘らるる :忘れられる

作者は
右近 (うこん) 

生没年不詳。

平安中期の女流歌人

右近少将藤原季縄の娘。

出典

拾遺集

小倉百人一首 歌三十八番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十七番 ”白露に風の吹きしく秋の野は”

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 読みは

しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける

と読みます。

 

 

歌の意は

白露に風が吹きすさぶ秋の野は、まるで糸で貫き止まっていない玉を野に散りばめているようだ。

言葉の意は

吹きしく :吹きすさぶの意味

作者は
文屋朝康 (ふんやのあさやす) 

生没年不詳。

平安前期の歌人

康秀の子。

出典

後撰集

小倉百人一首 歌三十七番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十六番 ”夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを”

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 読みは

なつのよは まだよいながら あけぬるを くものいずこに つきやどるらん

と読みます。

 

 

歌の意は

夏の夜は、まだ宵の口だと思っているうちに夜が明けてしまうが、月は雲のどの辺りにとどまっているのだろうか。

言葉の意は

明けぬる :明けてしまったの意味

宿るらむ :宿っているのだろう。とどまっているのだろう。

作者は
清原深養父 (きよはらのふかやぶ) 

生没年不詳。

平安前期の歌人

元輔の祖父。

清少納言の曽祖父。

 

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十六番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十五番 ”人はいさ心も知らずふるさとは”

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 読みは

ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける

と読みます。

 

 

歌の意は

あなたの心が変わっているかどうか知りませんが、昔なじみのこの里の梅の花は、昔と同じ香りを漂わせています。

言葉の意は

人はいさ :人はどうであろう

ふるさと :馴染みの深いところ

作者は
紀貫之 (きのつらゆき)866?~945? 

平安前期を代表する歌人

三十六歌仙の一人。

古今集』の撰者の一人にして仮名序の執筆者。

土佐日記』を著す。

 

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十五番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十四番 ”誰をかも知る人にせむ高砂の”

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 読みは

たれをかも しるひとにせん たかさごの まつもむかしの ともならなくに

と読みます。

 

 

歌の意は

年老いた私は、誰を友にしたらよいのだろうか。

長生きで知られている高砂の松だが昔からの友ではないのに。

言葉の意は

誰をかも :誰をを強調している

高砂兵庫県にある高砂市。松の名所として知られている。

作者は
藤原興風 (ふじわらのおきかぜ)

生没年不詳。

9世紀後半?~10世紀前半?平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

管弦の名手。

 

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十四番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十三番 ”ひさかたの光のどけき春の日に”

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 読みは

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずこころなく はなのちるらん

と読みます。

 

 

歌の意は

日の光がのどかな春の日に、どうして桜の花は落ち着いた気持ちもなく散ってしまうのだろうか。

言葉の意は

久方の :光にかかる枕詞


しづ心 :落ち着いた心


散るらむ :散るのだろうか

作者は
紀友則 (きのとものり)

生没年不詳。

平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

古今集』の撰者の一人であるが、完成前に没した。

紀貫之の従兄弟。

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十三番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十二番 ”山川に風のかけたるしがらみは”

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 読みは

やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり

と読みます。

 

 

歌の意は

山間を流れる川に風が作った堰は、流れることができなく溜まっている紅葉の葉だったのだなあ。

言葉の意は

しがらみ :川の流れをせき止めるために竹などで作られた柵のこと。
あへぬ :成し遂げることが出来ないの意味

作者は
春道列樹 (はるみちのつらき)

?~920 平安前期の歌人

壱岐守に任ぜられたが赴任前に没した。

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十二番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十一番 ”朝ぼらけ有明の月と見るまでに”

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 読みは

あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき

と読みます。

 

 

歌の意は

ほのかに夜が明けるころ、明け方の月が照らしているのかと思うほどに、吉野の里に白く降り積もっている雪であることよ。

言葉の意は

朝ぼらけ :夜がほのぼのと明ける頃

作者は
坂上是則 (さかのうえのこれのり)

生没年不詳。

平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

坂上田村麻呂の子孫と伝えられる。

出典

古今集

小倉百人一首 歌三十一番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌三十番 ”有明のつれなく見えし別れより”

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 読みは

ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし

と読みます。

 

 

歌の意は

明け方の月が、そっけなく空に残っていたように、あなたがつれなく見えたあの別れから、夜明けほど憂鬱なものはありません。

言葉の意は

有明の月:夜けになっても空に残っている月のこと

作者は
壬生忠岑 (みぶのただみね)

生没年不詳。

平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

古今集』の撰者の一人。忠見の父。

 

出典

古今集

小倉百人一首 歌二十九番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌二十九番 ”心あてに折らばや折らむ初霜の”

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 読みは

こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな

と読みます。

 

 

歌の意は

当てずっぽうに折るのなら折ってみようか。

初霜が一面に降りたために真っ白になって、見分けがつかなくなってしまっている白菊の花を。

言葉の意は

心あて :根拠もなく推し量るとの意味。 あてずっぽう等
折らばや折らむ :「ば」は仮定、「や」は疑問、「む」は意思を表している

作者は
凡河内躬恒 (おおしこうちのみつね)

生没年不詳。平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

古今集』撰者の一人。

紀貫之とならぶ歌壇の中心的人物とされた。

 

出典

古今集

小倉百人一首 歌二十九番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌二十八番 ”山里は冬ぞ寂しさまさりける”

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 読みは

やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば

と読みます。

 

 

歌の意は

山中の里は冬にはその寂しさがいっそう身にしみて感じられることだ。

人も途絶えてしまい、草も木もすっかり枯れ果ててしまうかと思うので。

言葉の意は

冬ぞさびしさ :冬はいっそう寂しい (ぞ、が入るといっそうにとなる)

作者は
源宗于朝臣 (みなもとのむねゆきあそん)

源宗于 ?~939 平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

出典

古今集

小倉百人一首 歌二十八番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌二十七番 ”みかの原わきて流るるいづみ川”

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 読みは

みかのはら わきてながるる いずみがわ いつみきとてか こいしかるらん

と読みます。

 

 

歌の意は

みかの原を分けるように湧き出て流れるいづみ川ではないが、

いつ見たためか、見ていないのか、どうしてこんなに恋しいのだろう。

言葉の意は

みかの原 :京都を流れる木津川の北岸あたり。

聖武天皇が一時この地へ遷都し、恭仁京がおかれた
・恋しかるらむ :どうして恋しいのだろう

作者は
中納言兼輔 (ちゅうなごんかねすけ)

藤原兼輔 (ふじわらのかねすけ) 877~933 平安前期の歌人

三十六歌仙の一人。

出典

新古今集

小倉百人一首 歌二十七番の歌です。

 

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小倉百人一首 歌二十六番 ”小倉山峰の紅葉葉心あらば”

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 読みは

おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん

と読みます。

 

 

歌の意は

小倉山の峰の紅葉よ。

あなたにもし心があるならば、もう一度天皇行幸があるまで、どうか散らずに待っていてほしい。

言葉の意は

小倉山 :京都、嵯峨にある紅葉の名所。

みゆき :天皇行幸上皇の場合は「御幸」と書く。
待たなむ :待ってほしいの意味

作者は
貞信公 (ていしんこう)

藤原忠平 (ふじわらのただひら) 880~949 平安中期の貴族。

藤原基経の子。

時平の弟。

延喜格式」を完成。

摂政・関白・太政大臣を歴任。

出典

拾遺集

小倉百人一首 歌二十六番の歌です。

 

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